渡邉 達弘 - ちりとてちん 2つの小さなウィスキー瓶のための (スコア・パート譜セット)
楽譜 Percussion Ensemble > 2人
使用楽器
Player 1 : Bottle
Player 2 : Bottle
この曲は2012年9月8日「もんてん小学校楽器大行進vol. 5」に於いて、上原なな江と渡邉達弘により
初演された落語「ちりとてちん」を題材に作曲されたウィスキーの小瓶を使う二重奏。小瓶は半分ほど水を入れ、
蓋をした状態で手に持ち、Xylo.(またはGlock.)のマレットで演奏する。
普通の音符はマレットの玉の部分、“×”の部分はマレットの柄の部分で演奏する。
瓶を水平にすると高い音が、立てると低い音が出る。線の上の音符は高い音、下が低い音を表しており、
矢印がピッチベンド(グリッサンド)を表している。
楽譜上には落語「ちりとてちん」のシーンを表記している。演奏上の演出の参考にしても構わないし、
落語が下敷きになっていることが理解して頂ければ特に気にせずに演奏してくださっても構わない。
もともと「ちりとてちん」という言葉自体、近所から聞こえてきた三味線の音色を表すオノマトペだったらしい。
そこでこの曲では「ちりとてちん」というオノマトペから実際の音へ逆変換してテーマとし、
酒の小瓶を叩いて演奏する楽曲に仕上げた。
音量として大きな音は出せないけれど、思いのほか耳にキンと来る鋭い音が出る。
ぜひ音量が欲しくても力任せに叩かず、響かせることを考えて演奏して欲しい。
ほどほどにしないと音は耳に、酒は体に障ります。…おあとがよろしいようで。
(楽譜記載の作曲者コメントより)
スコア・パート譜セット
作曲者HP