渡邉 達弘 - 窓の外の色 -窓はいつでも街を描くキャンバスなのだ- (スコア・パート譜セット)
楽譜 Keyboard Ensemble > 2人
使用楽器
Player 1 : 鉄琴
Player 2 : 木琴
スコア・パート譜あり
この曲は2009年に作曲し、同年、服部恵・渡邉達弘によるユニット“ぐぅちょきぱーかっしょん”により初演された。
使用する鉄琴・木琴は、おもちゃ屋さんで手に入るような小さな卓上楽器を想定しており、故に白鍵の音のみで構成されている。
ある日、自宅で洗濯をしようとベランダに向かう際、窓から離れたところから窓に映る街の景色を見た。毎日見ているその風景が、窓枠というキャンバスを得たことで詩的で非日常的な風景に思えた。美しかった。その感動をそのままに、洗濯機が終わるまでの間に書き上げたのがこの曲である。
非常に短い楽曲ではあるが、音量のバランスや音色に留意して演奏して欲しい。大きな音量は必要ない。ミニチュアな雰囲気を大切に、手の中におさまるようなアンサンブルを、窓枠におさまるような世界感を、その多彩さを楽しんで欲しい。
2012年6月 渡邉達弘
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